あなたが100年たってもTOEICのリスニングが聴き取れない理由

 

「英語は赤ちゃんがお母さんから学ぶように自然に学べ」

「たった3カ月聞き続けるだけで英語がペラペラ話せるようになる!」

「単語や文法ばかりやっているからいつまでたっても英語が聞き取れないなんだ。もっとリスニングをしろ。」

 

といったような宣伝や意見をよく目にしますが、

はっきり言って、これらは全て完璧に間違っています。

 

まず、私達の脳には臨界期と言うものがあります。

 

臨界期とは、神経回路網の可塑性が一過的に高まる生後の限られた時期つまり視覚や聴覚など基本的なパラーメーターが設定される期間のこと言います。例えば、生後間もない猫の赤ちゃんに光を当てないと、一生目が見えなくなったと言うものがあります。

 

語学の学習で言えば、発音に関しては5歳前後、聴覚に関しても10歳前後、語学全体に関しても13歳前後で脳は臨界期を迎えます。つまり、13歳以上の年齢になると英語環境に身をおいて置くだけでは英語は身に付かないということです。

 

また、そもそも英語を聞き流すだけでは子供でも言語を習得するのは不可能です。

 

子供が言語を学ぶ時に大きく関わっているのがミラーニューロンでモノマネ細胞と言われるものがあります。このミラーニューロンは見聞きしたものを再現する能力を持っています。

 

子供が言語を習得するのは親を始めとする多くの人々が様々な臨場感のある状況での言語のやり取りを見てそれを自分のものとして取り込み、実際に様々な場面で使い、訂正されるということを繰り返して言語を覚えていきます。ただ、聞き流しているだけではないのです。

 

英語を聞き流しているだけでは英語を習得することは絶対に出来ません。聞き流しだけで英語を習得できると謳っているものはすべて詐欺だと考えて間違いありません。

 

 

もし仮に聞き流しているだけで英語を聞き流しているだけで英語を習得できると仮定しても(そんなことは絶対にありませんが)、子供が真に英語を聞き取り理解していると思われる年齢と同じぐらい《7、8年》はかかります。

 

それなら、はっきり言って別の方法を獲ったほうが効果的です。

 

トータル・イマージョン法の誤解

 

もう一つ誤解されている方法にトータル・イマージョン法(ダイレクトメソッド)があります。

 

トータル・イマージョン法は、スパイが敵国の言語をマスターする時に使った方法で母国語を一切排除して目的の言語環境に浸ることによって、言語を身に付けようとするものです。

 

この方法を多くの方が、単語や文法を学ばずに、日本語を使わずにネイティブとマンツーマンでの英会話レッスンする方法と勘違いしている人がいますがコレは間違いです。

 

ペンタゴン傘下の「世界一」の語学学校である「Defense Language Institute (DLI) 」が行っているトータル・イマージョン法でどんなことを行っているかというと、発音、単語、文法、文化的背景、日常表現、スラングまで膨大な量の知識の詰め込み教育です。

 

完全にその国の人になりきらないと命を落とすため、普通の人が数十年掛ける量の勉強を徹底的にします。そういった徹底的な基礎学習があった後に始めて、世間的なイメージのトータルイマージョン法を使い完全な仕上げをしているのです。

 

決して、母国語を排除して、学習対象の言語環境に最初から最後まで浸っているわけではありません。

 

日本でもトータル・イマージョン法が成功している例は、10歳以下の子供か若しくはある程度知識のある人だけです(そもそも大人になってトータル・イマージョンを採用しようとするような人は高校英語ぐらいまでは完璧な人がほとんどです)。

 

 

どうすれば英語が聞き取れるようになるのか?

 

英語を聞き流すだけの学習では英語が聞き取れるようにならないのはわかりましたが、実際にはどうすればいいでしょうか?

 

大人になった我々は、聴覚が日本語で固定されてしまったため、英語を聴いた時にそれに一番近い音(主にカタカナ)に置き換えるようになってしまっています。

 

なので、英語を聞き取れるようにするためには新たに英語の音を知覚するための領域を作らなければいけまぜん。

 

そしてこの英語の音を知覚するための領域を作る方法は発音練習ありません。

発音練習をして、何度何度も正しい音を脳に覚えさせることによって、少しづつ英語が聞き取れるようになっていきます。

 

なので、リスニングの学習の最初は発音練習を徹底的にすることから始めるのが最善の方法になります。

 

リスニングができるようになるためには発音練習というと、多くの人は「そんなことは知っている」とか「発音練習はしたけど、効果がなかった」といいます。

 

ではなぜ、多くの人は通常の発音練習で効果が出なかったのでしょうか?

 

その理由は明白で正しいプロセスを踏んでいなかったからです。