TOEICの単語を覚える脳科学的に正しい方法

 

前ページでは、 語呂合わせ(イメージ記憶)や語源を使った学習は、TOEICの単語を覚えるには向いていないということを書きました。

 

これらのことはあまり語られることはありません。なぜなら、彼ら(語呂合わせや語源を使った学習をTOEICでも推奨する方々)が圧倒的な英語力を武器にTOEIC満点という肩書があるからです。

 

しかし、彼らは語呂合わせや語源を使った学習でTOEICで高得点をとったのではなく、元々ある英語力でTOEIC満点を取った後、英検1級などでつまずいたときに英検1級などの学習に最適な語呂合わせや語源を使った学習に感銘を受け、それをTOEICでも奨めているに過ぎないのです。

 

もしもあなたが短期間でTOEICのスコアを上げたいのなら、これ以上“彼等のペテン”に惑わされる事は一刻も早く辞めにしてください。

 

結局のところ彼等は“原因と結果”を正しく見ることができていないのです。

 

TOEICにはTOEIC用のノウハウがあり、同じ英語学習だからすべて当てはまるということは絶対にないのです。

 

搾取されてはいけません。

 

特にイメージ記憶については、20歳を過ぎて行える人は1000人に1人というデータを記憶術を教えている講師自体が著書の中で書いている始末です。

 

では、TOEICの英単語を効率良く覚えるにはどうしたらいいのでしょうか?

 

れは・・・

 

TOEICの単語を覚えるための奥義

 

「3つの形式の違う単語帳」を使い、覚えようとせずに高速で繰り返す』これが答えです。

 

簡単に書き換えると「3つの形式の違う単語帳を高速で繰り返す」そしてそのときに「(意識して)覚えようとしない」ただこれだけです。

 

単純すぎて、がっかりしたでしょうか?
魔法のテクニックなどは存在しないのです。

 

しかし、実践してみればわかります。

この方法が驚くほど効果が高いということが。

 

ハリウッドでも採用される法則

人間は何かが3回重なるとパターンとして認識するようなるという特性をもっているため、1つのコンセプトを複数の形で提示する事によって受け入れやすくなるという法則。

 

例えば、無名の新人を売り出す際、「有名雑誌・人気のトークショー・映画のプレミアム上映会」の1週間のうちに3つの有名媒体に露出させることによって、新人を一気に気になる存在へと押し上げる方法・・・等々。

 

TOEICおすすめ単語帳と勉強法

 

前置きが長くなりましたが、いよいよここからおすすめ単語帳を紹介しながら、具体的な勉強法に入っていきます。

 

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ

 

一冊目は「TOEIC L&R TEST でる単特急 金のフレーズ」です。

 

こちらは言わずと知れたTOEIC単語帳の大ベストセラーで、毎回TOEICで満点を獲っているTEX加藤さんがTOEIC受験後につけているTEXファイルをもとに作られている単語集です。

 

  1. 実際のTOEICに出たものを最優先して収録されているので無駄がなく信頼度は抜群です。

 

使い方としては、左が穴埋め、右が単語の解説となっているので、解説をちら見しながら、左ページの穴埋めを解いていくというカンニング方式が効率的です。

 

左ページの穴埋めで0.5秒以内に分からないものはすぐに答えを見て量をこなすことが大切です。最低でも200語程度をこなすことを目標にしましょう。

 

TOEIC (R) L&R TEST出る単特急金のセンテンス

 

二冊目は「TOEIC (R) L&R TEST出る単特急金のセンテンス」と言う本です。

 

この単語帳は金フレに掲載されている見出し語に金フレ以外の重要語を加えてセンテンス化した単語帳になっています。

 

360文の中にTOEICで出題される単語が網羅されており、TOEICでどのように出題されるかのなどのトレビアも詰め込まれている良書です。

 

音声は、3種類で、

 

1 【英語版】 英文のみを読み上げる
2 【日英版】 和訳と英文を交互に読み上げる
3 【基礎版】 「和訳⇒英文⇒単語⇒英文」の順に読み上げる

 

となっています。

 

英文のみの音声は、約43分で1周することが出来るので、1日に1周を目安に音読していきます。

 

このときに大切なことは覚えようとしないことです。

 

覚えようとしなくても繰り返しているうちに脳の中には記憶の断片がドンドンと溜まっていき、これが後に確固たる記憶を作る核になるのです。

 

とにかく、360文全部を1日に1周(音読)することが大切です。

 

金のフレーズと組み合わせることで相乗効果を生み単語の定着度が上がります。

 

TOEIC(R)L&Rテスト 本番そのまま プラチナボキャブラリー

 

最後は「TOEIC (R) L&Rテスト本番そのままプラチナボキャブラリー」です。

 

こちらは本番形式(設問部分は除く)の英文で単語が覚えられるようになっているありそうでなかった単語帳です。

 

ETSの出している公式問題集や資料・TOEIC関連の書籍を始め、日本よりも難しいとされている韓国のTOEIC。さらに数年間欠かすことなくTOEICを受け続けている著者が選びぬた単語が収録されています。

 

また、最近出題されている難単語対策もしっかりとされているのも特徴です。

 

この本の使い方は音声に合わせての音読です。

 

和訳で意味を確認したら英文を1回だけ音読します。

このときも覚えようとする必要は全く無く読んでいきます。

 

多くの英文を音読するのがコツです。

 

こちらは一日に30分ほど学習できれば十分です。

 

単語を制するものはTOEICを制する

 

「こんなにも単語の学習ばかりしてていいの?」

と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、大丈夫です。

 

TOEICの学習の初期段階においては勉強時間の7割~8割ぐらいを単語学習に割くというのが最も効率的な方法で、スコアを伸ばす一番の近道になるのです。

 

現実問題として、TOEICのスコアが730点以下という人は間違いなく全員が単語力不足です。語学の試験において単語力が不足しているのにいくら文法や読解を学んだところで、スコアはあまり伸びません。

 

それほど、単語力は重要なのです。

なので、安心して単語学習に時間をかけてください。

 

まとめ

 

更にここで紹介した方法は、音声に合わせて見るだけとか答えを見ながらな穴埋め回答、1回だけの音読といったような(量は多いですが方法自体は)ゆるいものです。

 

しかし、このゆるさで繰り返すというのが脳にはちょうどいいのです。

この方法をこなしていると、単語帳以外でその単語に出会ったときに一気にその単語が重要だと脳が認識して深い記憶になります。

 

勉強法の本などを読んでいると、

 

「通常の単語帳で勉強していたときには単語は殆ど覚えられなかった。けど、文脈型の単語帳に変えたら覚えられるようになった。」

「単語帳を捨てて、問題を解きながら知らない単語を辞書で引くと覚えられた」

 

と言う記述を見かけますが、これは単語帳で覚えたことが呼び水になって単語が覚えられただけで最初から文脈型の単語帳だけを使っての学習や最初から問題を解きながら覚えれるというわけではありません。

 

あくまでも何度も覚えようとした単語が違った場面で出てきたことによって脳が重要だと判断した結果に過ぎないのです。

 

なので、予め脳の構造をフルに使ったこの方法は非常に強力なのです。

 

それでは次は単語学習と双璧をなすほど大切なリスニングに話を移します。